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■予防歯科
虫歯になって痛みがでてきてから歯医者さんを受診する方がほとんどだと思います。
しかし、虫歯ができて削ってしまった歯、歯周病で溶けてしまった顎の骨は完全には元に戻りません。
歯科治療も「治す医療」から「防ぐ医療」に変わり、治療が必要になる前に予防することがとても大切になってきました。
◆予防歯科とは
その名の通り、歯や口腔内のリスクを予防する医療です。歯磨きでは落としきれない虫歯の原因となるミュータンス菌の
膜(バイオフィルム)を落としたり、虫歯のなりやすさをチェックしたり、怪我の防止となるものなど様々です。
◆なぜ予防歯科が必要なのか?
あなたは歯の寿命をご存知でしょうか?日本人の平均寿命は男性が77歳、女性が84歳ですが、
歯の寿命は前歯と奥歯によって違いますが、男性で50〜68年、女性では49〜66年といわれています。
つまり、歯の寿命は人間の寿命よりも20〜30年短いのです。
現在、80歳での平均残存歯は約6本と非常に少ないですが、歯の寿命は毎日のケア次第で一生使えるように寿命を延ばす
ことができます。その歯の寿命を延ばすのに最適な方法が予防歯科です。
☆歯がなくなるとこんな問題点が!
*食べ物がよく噛めないため消化が悪くなり、栄養が吸収できない
*老けたような顔になってしまう
*言葉がはっきりとしゃべれなくなる
*歯がくいしばれないので、十分に力をいれることができない
*なくなってしまった歯の代わりに入れ歯やインプラントが必要
また、虫歯になりかかっていた歯でもフッ素やキシリトールなどの塗布をすることで再石灰化を促し、削ることなく虫歯の
進行を止めて元の状態に戻したり、一度治療した箇所の虫歯・歯周病などの再発・進行の防止はもちろん、糖尿病や高血圧、
心臓病などの疾患の防止にも役立ちます。8020運動の「80歳になっても20本自分の歯を保ちましょう」を目標に、いつまでも
自分の歯で食事を楽しめるよう、今から予防歯科を始めましょう。
◆いろいろな予防歯科
☆3DS
虫歯の原因となるミュータンス菌は集合して歯の表面に膜を作ります。それがバイオフィルムです。
このバイオフィルムはブラッシングではなかなかとることができません。日本人が歯を失う理由の9割がこの虫歯菌と歯周病菌
だといわれています。そんな細菌や歯垢をPMTCと呼ばれる方法で除去した後、歯に薬剤を塗布して虫歯菌や歯周病菌を除菌・抗菌
するのが3DSです。
薬剤塗布に使用するマウスピースは自分の歯型に合わせて作られ、器具も柔らかい素材のものを使用しますので痛みもありません。
個人差がありますが、煙草のヤニやステインなどの着色が薄くなったり、口臭が緩和されるなどの審美効果もあります。
処置後にはフッ素を塗るので虫歯や歯周病の予防にもなり、綺麗で丈夫な歯を保つことができます。セルフケアの困難な方や、
矯正中の方にもお勧めです。
☆ダイアグノデント
レーザー光の反射を利用した歯質変化発見装置です。視診・触診・レントゲン診断よりも高い確率で虫歯を発見し、
しずく形状の裂溝の底のう触など、普通の診察では発見しづらい箇所の発見にも役立ちます。
数値や色によって虫歯の進行度合が把握でき、治療・予防・管理を行うことができます。診察時の痛みも全くありません。
☆シーラント
虫歯になりやすい奥歯の溝を、薄いプラスチックや樹脂で塞いで浅くすることで虫歯を予防する方法です。
乳歯の奥歯が生えてくる3歳頃や、永久歯の奥歯が生えてくる6歳頃に始めると効果的です。
☆マウスガード
ボクシングやラグビーの選手などが使用している口の中の保護装置です。歯の破折や顎の骨折、口内の軟組織の怪我を予防するものです。
スポーツ用品店などで販売されている簡易なものもありますが、歯は人によって形が様々ですので歯型が合わずに顎を痛めたり、
噛み合せが悪くなるなどかえって良くないことがありますので、必ず歯科医院で診察を受け、自分に合ったものを作ってもらいましょう。
☆ブラッシング指導
毎日朝・昼・晩ときちんと歯磨きをしていても「磨いてる」と「磨けている」では大きな差があります。
歯の表面はもちろん、歯と歯の間、奥歯の裏や噛み合せ面はきちんと磨けていますか?
ブラッシングをしていても虫歯が絶えないという方は、是非一度歯ブラシの選び方やブラッシングの指導を受けることをお勧めします。
また歯ブラシでは磨きにくい歯間も、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使って効果的なプラークコントロールをしましょう。
◆予防歯科は定期的に
町や会社で体の定期検診があるように、歯も定期的に検診を受け、虫歯や歯周病などを早期発見し治療することが大切です。
医院によって検診内容が違いますので、かかりつけの歯医者さんで内容をきちんと確認しましょう。歯の定期検診は4〜6か月ごとがよい
といわれています。
虫歯の原因の検査としてカリエスリスク検査というものがあります。これは味のないガムを5分程度噛んで唾液の分泌量や酸性度、
虫歯菌の強さや歯の状況を診察したり、問診など総合的にリスクを調べる検査です。
原因によって予防方法や治療方法が違いますので、一度検査をして自分の口内環境を知っておくといいでしょう。
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■慢性乾性咳嗽
病院を訪れる患者さんの症状として一番多いのが「咳」です。
何週間も痰の出ない咳が続いている。レントゲンや血液検査にも異常はなかった。そんな咳に悩んでいませんか?
最近、咳だけが何週間も続く「慢性乾性咳嗽」と呼ばれる病気が増えてきています。あなたは大丈夫ですか?
◆慢性乾性咳嗽とは
*咳の要因の病気はないのに咳だけが3週間以上続く
*風邪薬を飲んでも治らない
*肺のレントゲン検査や血液検査に異常がない
*ゼーゼー・ヒューヒューといった息や呼吸困難はない
*ほとんど痰は出ない
*起床時や、就寝時に出ることが多い
*風邪の後になることがある
*会話・電話・運動時に咳き込んでしまう
多くの場合は風邪と間違いやすく、初見で風邪薬や抗生物質を処方されることが多いです。
また、夜間から起床時にかけて咳が出ることが多いので、寝不足になりがちです。
しかし、細菌感染ではありませんので、風邪薬や抗生物質を飲んでも効果はありません。
特有の症状がないので診断も大変難しく、薬の効き具合によって判断するのが一番有効な診断方法といわれています。
この症状の大半は「咳喘息」と「アトピー咳嗽」の二つに分けられます。
★咳喘息
*原因…冷気・たばこの煙
*有効薬…気管支拡張剤
*喘息への移行…30%の患者が後々喘息になる
★アトピー咳嗽
*原因…花粉・ダニ・ノミなどのアレルギー
*有効薬…抗ヒスタミン剤
*喘息への移行…喘息へ移行の心配はない
◆治療
咳喘息には気管支拡張剤、アトピー咳嗽には抗ヒスタミン剤が有効ということで、薬物療法になります。
また、双方共に吸入ステロイドが有効なので、特に咳喘息は喘息になる前に早期に治療することが望ましいです。
また、それらの薬を使用しても症状が良くならない場合は、胃食道逆流による咳嗽や心因性咳嗽の可能性もあります。
レントゲンや血液検査に異常があった場合は、肺がんやウイルス感染症などの病気も考えられますので、
安易に判断せず、しっかりと医師の診察を受けましょう。
◆予防
*帰ってきたらうがい・手洗い
基本的なことですが、手は生活の中で一番使われる部分ですので、その分ウイルスや細菌を体内に入れやすい
部分でもあります。なので外から帰ってきたらきちんと石鹸で手を洗い、うがいをして病原菌を落としましょう。
*こまめな水分補給
喉の乾燥予防は風邪の予防にもつながりますので、こまめな水分補給で潤いを与えておきましょう。
また、乾燥した室内では加湿器を使用すると効果的です。
*自分のアレルギーを知ろう
花粉・動物・食物などのアレルギー検査などを受けて、事前に自分のアレルギーを認知しておくことが大切です。
最近では自宅で検査できるアレルギーキットの販売もされていますので、これを機に自分のアレルギーを
調べてみてはいかがでしょうか?
*予防のためのステロイド吸入
吸入ステロイドの使用も効果的な予防方法の一つで、経口のステロイドと違い、少量で気道の局所に作用します。
通常の使用量であれば肝臓で分解されてしまうので、副作用の心配もほとんどない安全な薬です。
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■ 麻 酔 ■
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<麻酔の種類>
歯科治療で使われる麻酔は、主に全身麻酔・笑気麻酔・局所麻酔の3つがあげられます。
全身麻酔は大きな外科手術で使われ、一般の歯科医では笑気麻酔・局所麻酔のどちらかが
患者さんの症状や体質、体調などにより使用されます。
局所麻酔で注射針を刺すときの痛みを減らすため、
歯科医では、あらかじめ注射を手のひらや専用の機械で温めたり、
注射をする部分に麻酔薬を塗る(表面麻酔)など、工夫して痛みをとる場合もあります。
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■Q&A 麻酔について
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Q1:麻酔で気分が悪くなったり、
吐き気や動悸を感じたりすることがあるので治療が心配です。
A1:歯科の麻酔には、ごく微量に血管を収縮させるエピネフリンという薬が入っています。
麻酔を打ったあと、健康な人でも若干脈拍が上がり、
人によっては強い動悸のように感じられる場合があります。
また、立っていられないほど気分が悪かったり症状が重い場合は、
極度の緊張からくる神経性ショックの可能性と、麻酔アレルギーのどちらかが考えられます。
過去にそういった経験がおありで不安に思われているようでしたら、
治療にかかる前に遠慮なく相談してください。
Q2:麻酔を何本も打つのはどうして?
A2:上あごは骨の密度が荒く麻酔薬が浸透しやすいので麻酔が効きやすいのですが、
下あごは骨が密なので、一般的に麻酔は効きにくく、
特に奥歯は麻酔を打つ回数が多くなる場合があります。
また麻酔薬は、歯茎に炎症が起こり局所が酸性になっている状態の場合も効きにくくなります。
効きが悪いなと感じたら、体に悪いから・・・と我慢せずに遠慮なく先生に伝えてください。
また、歯の周辺は組織が密で注射の痛みを感じやすく、
骨の中の神経に薬が作用するまで時間もかかることから、
注射を何回かに分け少しずつ薬を注入する場合もあります。
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麻酔・あんしん診療の心構え
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<麻酔治療を受ける前に>
できるだけ体調を整えて治療にのぞみましょう。
極端に麻酔薬に反応したり、治療後に気分が悪くなったりしないために、
前日には十分な睡眠をこころがけて。
<病歴、アレルギー歴がある人は問診票にできるだけ正確に書く>
病歴や、過去の歯科麻酔の経験とそのときのアレルギーの有無を必ず書いてください。
事故防止につながり、安心して治療が受けられます。
<麻酔や治療そのものがとても怖い!という人はそれを伝える>
痛みに弱いかたは、恐怖心から神経性のショック状態になることも考えられます。
怖いことを恥ずかしがらず、先生に伝えてください。
<麻酔の効きが不十分に感じたときは>
痛かったら遠慮せず伝えてください。
あまりに耐えられないときは前述のように麻酔の追加も。
<麻酔治療のあとは>
麻酔の効果が残っているため、思うように口が動かせず物を食べたとき口の中を噛んだり、
熱い飲み物や食べ物でやけどすることがあるので注意してください。
ミニコラム//========================================================
●歯痛のツボ● いざという時のために!
体の3ヶ所のツボを押すことによって歯痛を和らげることができます。
歯医者さんに行けないとき、歯医者さんが診療していないときなど試してみてください!
■ 下関(げかん)
耳の前から指2本分くらいのほお骨(頬骨弓)の中央あたりにあるツボ。
口を開けると少しくぼむところです。
歯の痛みのほか、耳鳴りや目の疲れ、三叉神経痛(顔面の瞬間的な強い痛み)にも効果があります。
■ 頬車(きょうしゃ)
あごのエラ部分(下顎角)と耳たぶの間にあるツボ。
奥歯をギュッと噛みしめると盛り上がるところです。
押さえたときに皮膚の奥の方でキューンという感覚があります。
このツボは歯の痛みだけではなく、食欲増進のほか小顔効果もあるそうですよ!
■ 合谷(ごうこく)
親指と人差し指の間にある水かきの上のツボ。
このツボは歯痛の際の最も重要なツボですので、
歯が痛かったり頭が痛いときもとりあえずここを押さえてみましょう!
パソコンで眼が疲れたり、肩がこったときにも有効です。
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■関節リウマチ
最近、朝起きた時に手がこわばったり、あちこちの関節が痛んだり腫れが気になったりしませんか?
それは手足の使いすぎや冷えが原因ではなく、もしかしたら関節リウマチかもしれません。
◆関節リウマチとは
→体の様々な関節に炎症が起こり、腫れや痛みを引き起こす病気です。
最初は少数に痛みが始まりますが、だんだんと左右同部位の関節に発症してきます。
炎症が酷くなると、リウマチ特有の変形や筋力低下、機能障害が起き、
中には貧血や発熱、体重減少、眼疾患、血管炎などの合併症を伴うこともあります。
◆原因
→原因は未だ不明ですが、微生物の関与やウイルスなどの要因、またリウマチになりやすい遺伝的な要因の他、
ストレスや手術、妊娠をきっかけに免疫に異常反応が起こると考えられています。
免疫異常が起こると、免疫が正常な細胞を敵と勘違いして攻撃してしまい、骨や軟骨が壊され変形してしまいます。
◆チェックシート
*朝起きると手がこわばっている。
*関節に3箇所以上の腫れがある。
*手首や指の関節が腫れている。
*関節の腫れが左右対称である。
*皮膚の下にしこりのようなものがある。
*手のレントゲンで変形異常がみられる。
*血液検査でリウマトイド因子が陽性である。
上記項目のうち4つ以上あてはまる方は、一度内科又は整形外科の受診をお勧めします。
◆特有の手の変形
*スワンネック変形 →真ん中の関節が反り返り、指先の関節が内側に曲がる。
*ボタン穴変形 →真ん中の関節が手のひら側に曲がり、指先の関節が反り返る。
*尺側偏位 →指が尺骨(小指)側へ偏る。
*Z型変形 →親指が反り返り、Z字型に変形する。
◆関節リウマチになる前に
→予防としては原因が不明なので根本的な予防法はありませんが、長期の関節の腫れや痛みを発見したら、
すぐに病院へ受診し、早期の治療をすることが変形を予防する第一歩です。
また、発症は30〜50代の女性や、統計的には冷え性やストレスが溜まっている方に多いようなので、
日常生活では下記に注意しましょう。
*冷え →夏は冷房の直射・効きすぎに注意しましょう。
冬は入浴で十分に温まり、また脱衣所や浴槽はあらかじめ温かくしておきましょう。
ゆったりとした入浴は体の疲れをとるだけでなく、心の疲れもほぐしてくれます。
*ストレス解消 →ストレスの溜まりすぎは万病の元にもなりますので、趣味や映画鑑賞など
自分のストレスを効果的に発散させる方法を見つけましょう。
*姿勢 →悪い姿勢は疲労を悪化させるだけでなく、骨や関節の変形の原因ともなりますので、
常に背筋を伸ばし、肩の力を抜いた正しい姿勢を心がけましょう。
*ライフスタイル →睡眠を十分にとり、刺激の少ないバランスの取れた食事をとるようにしましょう。
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■根管治療
「根管治療」とは細菌に感染した歯の神経や周辺の組織を取り除く治療で、
初期むし歯の削って詰めるだけの治療と比べると治療は困難になります。
根管(神経や血管の詰まった管)は人によって本数や形状が異なり、
しかも目に見えない部分であるため、治療は慎重に時間をかけてすすめられます。
根管内が完全にきれいにならないと根の先に膿がたまることもあり、
せっかく被せた冠をはずして治療をしなおしたり、
最悪の場合には抜歯をしなければならなくなってしまいますので、
できるだけ1度の治療で済ますことができるよう、気長にじっくり治療に取り組むことが必要です。
◆根管治療が必要な症状
根管治療は、むし歯が神経まで進行した場合、歯の根の先に膿の袋ができた場合、
打撲などによって神経が死んでしまった場合などにも行われます。
◆治療期間について
根管治療の治療期間は根管の形状や症状によって数回で終わる場合もあれば、
何ヶ月もかかることもあります。
下記のような場合は、治療が困難で長期の治療になることがあります。
・根の先が曲がっている
・根管が細くなっている
・根管が複雑に分岐している
・むし歯の症状が進行し、腐敗した組織や膿の範囲が広い
・根の先に膿の袋ができている場合
◆根管治療の流れ
@X線写真で根管の形状や深さなどを確認し、むし歯に侵された部分を削り、
専用の針のような器具で神経を取り除きます。
A根管内のむし歯に侵された組織や膿などを取り除き、薬剤で消毒します。
根管内が完全にきれいになるまでこの治療を続けます。
B根管内がきれいになったところで、治療をした根の先まで
細菌が入らないように薬と詰め物を隙間無く詰めます。
C神経を失って脆くなった歯を補強し、細菌感染を防ぐ土台を入れるため、
成形後、型を取ります。
D土台を入れたら、歯に被せる冠を作るため、再度成形して型を取ります。
Eセラミックや金属の冠を被せて、治療終了。
◆根管治療のデメリットについて
根管治療はむし歯に侵された歯を残すために必要な治療ですが下のようなデメリットがあり、
治療も長期に渡ることが多いので治療費の負担も大きくなります。
根管治療が必要になる前にむし歯の早期発見、早期治療を心がけましょう。
・神経を抜いてしまうと痛みを感じないため、
歯の異常に気づきにくく、むし歯などの症状が進行してしまう。
・神経を失った歯は栄養が行き届かないため脆くなる。
・神経が入っていた管の中が空洞になるので、細菌が入りやすくなる。
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■冷え性
冷え性は自律神経の乱れや生活の乱れなどが原因で起こり、
糖尿病などの病気が原因の冷えでなければ努力次第で改善することができます。
体の冷えやすい冬はもちろん、気候の変わりやすい春先も油断は禁物。
体の外も中も冷やさないよう心がけましょう。
◆冷え性の原因
→皮膚の温度センサーの機能低下
気温の変化を感じると、皮膚にある温度を感知する神経が脳に「寒い・暑い」という情報を伝達し、体温を一定に保ちます。
冷暖房完備の室内と温度差の激しい戸外を行き来する生活を続けていると、この神経の機能が低下してしまいます。
これによって、温度調節機能がうまく働かなくなり、冷えの症状が現れます。
最近では食生活が変化してきて、季節を問わず冷たい飲み物・食べ物を口にすることが多くなっており、
内臓の温度調節機能が低下する体の内側からの冷え性も多くなってきています。
→自立神経の乱れ
自立神経は、体の様々な機能を調節する働きを持つ神経です。
そのため、自律神経がうまく働かなくなると、血液の流れが滞って手足の先が冷えやすくなったり、
体温調節が上手くできないために体が温まりにくくなります。
自立神経の乱れはストレスが原因で起こることがほとんどで、精神的なストレスを受けた場合だけでなく、
睡眠時間が減ったり休息が取れずに疲労が溜まるなどの肉体的なストレスからも起こります。
→食生活の乱れ
極端な食事制限によるダイエットをすると、体を温めるエネルギーが不足することから冷えを感じることがあります。
十分な量を食べている人でも食事の内容に偏りがあったり糖分を取りすぎている、
冷たいものを食べることが多いという人は血液がドロドロになりやすく、体の隅々まで温かい血液が運ばれにくいため、
体が冷えやすくなります。
◆体を温める
→自立神経の働きを高める
自立神経の働きを正常に保つことが冷え性の改善に繋がります。
そのため、冷え性の原因であるストレスをできるだけ解消するよう努めます。
リフレッシュできる時間を作ること、睡眠を摂ること、適度な運動を習慣にすることなどでストレスを解消しましょう。
入浴時間を長めに取るとリラックス効果があり、ぐっすり眠ることができるので、ストレス解消に役立ちます。
また、3食バランスの取れた食事をすること、毎日同じリズムで生活することが自律神経の働きを高めてくれます。
→食生活
温かい食べ物、旬の食材、糖分の少ない食事を心がけます。
冷たい食べ物や夏野菜、糖分の摂りすぎは体を冷やしてしまいます。
しょうがやニンニク、唐辛子など刺激の強い食材、ビタミンEを多く含む食材も体を温めるのでおすすめ。
→服装
体を締め付ける服や下着、靴は、血液循環を妨げるので体が冷えやすくなります。
衣服はきゅうくつに感じないものを選びましょう。
また、冬にミニスカートをはく場合はブーツを合わせたり厚めのタイツをはくなど体を冷やさない工夫を。
室内と戸外で調節できるような服選びをする、冷房の効いた部屋では上着を羽織ること習慣にするなど、
体温調整機能を正常に保つようにすることも大切です。
部分的な冷えを感じやすい人は、五本指ソックスやスパッツを利用するなど、冷えやすい部分は無理せず温めるようにします。
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■口の中のバイオフィルム
バイオフィルムという言葉をご存知ですか?
バイオフィルムは、細菌の共同体で、私たちの身の回りの様々な場所で目にするものです。
例えばお風呂や台所の排水溝、道路わきのドブ川の中のヌルヌルなど、これらの正体がバイオフィルムです。
口の中のプラークの正体も、実はバイオフィルムで、複数の細菌が結びつき、膜に保護されることで活発に活動。
その結果、むし歯や歯周病などの感染症を引き起こします。
◆バイオフィルムができるまで
@空気中や水中、口の中には、様々な細菌が浮遊しています。
A細菌が自らの分泌物によって何らかの物質表面に付着。
バイオフィルムの形成が始まります。
細菌のまわりにできる膜は粘着性で他の細菌を引き寄せます。
Bバイオフィルムが更に熟成。
複数の種類の細菌が結びつき、共存。増殖を続けます。
Cバイオフィルムの完成。
バイオフィルム内の細菌は力を増し、栄養状態が悪くても生存が可能。
抵抗力が強まり、除去することが困難になります。
◆むし歯とバイオフィルム
口の中には常にむし歯菌が存在していますが、唾液の浄化作用によってむし歯になるのを防いでいます。
歯全体が唾液に触れている状態であればむし歯になることはありませんが、歯と歯ぐきの間や歯と歯の隙間など、
いつも磨き残してしまう箇所があるとそこにバイオフィルムが形成され、歯の表面に唾液が触れることができず、
バイオフィルム内の細菌が生産する酸によってむし歯になります。
◆歯周病とバイオフィルム
バイオフィルムが歯周ポケット内に形成されると、歯周組織に炎症が起こり、腫れや出血、痛みなどの症状がでます。
これが歯周病で、歯周ポケットには歯ブラシも届きにくいことから、放っておくと症状は進行し続けます。
歯周組織は、歯を支える土台の役割をしているので、歯周組織の炎症がひどくなると歯は支えを失ってぐらつき始め、
最後には抜けてしまいます。
◆バイオフィルムの除去
口の中にはむし歯菌の他、様々な常在菌が存在しています。
これらの菌がバラバラに存在するときには抗生剤や抗菌剤などの薬剤が効果を表しますが、
細菌同士が結びついてバイオフィルムが形成されると薬剤の効果はほとんど効かなくなってしまいます。
バイオフィルムの除去には、地道に削り取るのが1番の近道です。
ただし、強力な粘着力を持っているので自宅での歯磨きで除去することは難しく、歯科医院での機械的な除去が必要です。
◆バイオフィルムの形成を防ぐ
薬剤が効かず除去の困難なバイオフィルムですから、できればできないようにしたいものです。
そのためには、口の中の細菌の数をできるだけ減らして細菌がバイオフィルムになる前に取り除くことが大切です。
正しいブラッシングと細菌のえさになる食品の制限、フロスや歯間ブラシ、ブラッシング後の洗口剤の利用などが効果的です。
特に汚れの残りやすい歯と歯の間や歯ぐきとの境目、噛みあわせの溝の部分などは意識して手入れを行う必要があります。
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■水と体の関係
人間の体は、成人では約60〜65%、子供は70%、新生児では80%が水でできています。
水分の摂取量が不足すると、喉の渇き、体の乾燥、ひどい時には脱水症状を起こすことも。
慢性的に水分が不足している人では、血液がドロドロになって血管や心臓の病気になりやすくなります。
◆1日に必要な水分量
人間の体から1日に排出される水分は、汗や呼吸によって約1リットル、
排便・排尿から約1.5リットル、合計では約2.5リットルにもなります。
ですから、1日に失われる水分、2.5リットルを補給することが必要になります。
体内の水分が1%以上失われると渇きを感じ、2〜3%では脱水症状が起こります。
私たちの平均的な食事から摂取することのできる水分は約1リットルですから、
残りの1.5リットルは意識的に飲み物から補給しましょう。
◆体内での水のはたらき
体内の水は、3分の2が細胞内に存在する「細胞内液」にあり、
細胞内の他の成分を結びつける役割をしています。
残りの3分の1は「細胞外液」と呼ばれる血液やリンパ液、細胞間液として体の中を循環しています。
この細胞外液がスムーズに循環することによって、全身に酸素や栄養を運び、老廃物や有害物質、
ウイルスを体外に排出するはたらきをしています。
また、体内の水分が汗となり、体温調節を行っています。
◆水分バランス
水分の摂取量と排出量のバランスがくずれると、様々な症状が体に現れます。
水分が不足すると、脱水症状やエコノミークラス症候群になったり、
血液濃度が高くなって動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高くなります。
反対に、水分を過剰に摂取した場合には摂りすぎた水分を体の外に出すために、
腎臓が過剰にはたらき、負担をかけることになります。
その結果、体がだるくなったり消化不良を起こすこともあります。
適度な水分バランスを保つためには、少量ずつ1日何回かに分けて水分を摂るのがおすすめです。
1度に大量の水分を摂取することは、内臓に負担をかけ、体調を崩す原因になります。
◆上手な水分の摂り方
喉が渇いた時に大量の水を飲んでも、1度にたくさんの水分は吸収できず、体にも負担がかかります。
喉の渇きを感じる前に1日に何度かに分けて水分を摂るようにしましょう。
1度に飲む量はコップ1杯(150〜200ml程度)、常温か常温よりやや冷たいくらいの水を飲むと良いでしょう。
@起床時
睡眠中にも体の中の水分は失われているので、朝起きたらすぐにコップ1杯の水を飲むことを習慣にします。
これによって睡眠中に失われた水分を補うと共に、体全体を目覚めさせる効果もあります。
胃腸の働きも活発になるので、食欲が刺激され、便秘予防にも効果があります。
A食事中
食事中にはコップ1杯程度の水を飲むようにします。
ただし、食欲減退を招くので、飲みすぎには注意しましょう。
B入浴
10分間の入浴でかく汗は500mlにもなります。
お風呂に入る前後にはコップ1杯の水分補給を忘れずに。
お風呂上りにビールで水分補給という人が多いかもしれませんが、
アルコールには利尿作用があるため、水分補給にはなりません。
C就寝前
就寝前に水分補給をすることで、血液がドロドロになるのを防ぎます。
常温の水やハーブティーなどがおすすめです。
寝る前にノンカフェインの飲みものを飲むとリラックス効果があり、安眠効果も期待できます。
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■8020運動を知っていますか?
8020運動は、平成元年に厚生省と日本歯科医師会が提唱した運動で、80歳で20本以上の歯を残そうという意味がこめられています。
その本数が「20本以上」と謳われているのは、ほとんどの食べ物を噛み砕くことができ、食事を楽しむには20本以上の歯が必要なためで、心も体も健康で豊かな生活をするために必要な本数だからです。
大人の歯は全部で28本(親知らずは含まない)あり、子供の頃からしっかりケアをしていれば、
80歳で20本の歯を保つことは決して難しいことではありません。
また、すでに失った歯があるという方も、手遅れなどと思わずに1本でも多くの歯を残せるよう心がけましょう。
自分の歯で食べることが、毎日の食事を豊かにすると共に、心身の健康を維持する働きをしてくれます。
◆歯が抜けると…
むし歯や歯周病によって歯が抜けると、例えそれが1本だけであっても口の中に様々な影響を与えます。
たとえば、臼歯を1本失うと、全ての歯が揃っている時と比べて噛む力は40%にも減少します。
抜けたのが前歯であれば、歯が抜けた箇所から空気が漏れるために、うまく発音することが難しく、
もちろん見た目の美しさも損なわれることになります。
また、「1本ぐらい良いだろう」との自己判断で歯を補うことなく放っておくと、
支えを失った隣の歯が倒れてきたり、抜けた歯と噛み合う歯が伸びてきたりすることがあります。
そうなると、歯並びにズレが生じて噛み合わせが悪くなり、
食事がしにくくなったり食べることができるものが制限されることもあります。
もしも何らかの理由で歯が抜けてしまった場合は、できるだけ早く治療を受け、
歯が抜けた箇所に「ブリッジ」か「入れ歯」、「インプラント」いずれかの処置をすることが必要になります。
抜けた歯を放置しておくことは、他の歯の寿命を縮めることにもつながるので、
一刻も早く歯科医院での治療を開始することをおすすめします。
◆歯の本数と体の健康
高齢者で20本以上歯が残っている人とそうでない人を比べると、
歯が残っている人のほうが寝たきりになる確立が低いと言われています。
口の中に歯がしっかり揃っていてよく噛むことができると、
何でも食べることができるため栄養の偏りがない、
咀嚼により脳が刺激されて認知症・生活習慣病になりにくいなど、体全体に良い影響を与えます。
◆健康な歯を保つ
@食生活
・自然に咀嚼回数が増えるような、噛み応えのある食材を取り入れる
・1日3回なるべく時間を決めて食べる
・間食は内容と量、回数を考えて
・糖分入りの飲み物はできるだけ避ける
A歯磨き
・1日3回食後に歯磨きをする
・3回が無理でも、就寝前には必ず磨く
・磨き残しのないよう鏡を見て磨くなどの工夫をする
・歯と歯の間はフロスや歯間ブラシを使用
B定期検診
「80歳で20本」を目指すなら、定期検診をお忘れなく。
定期検診によって、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療が可能になり、
歯の寿命を延ばすことができるからです。
磨き残しがちな箇所のブラッシング指導や口腔内のクリーニングも受ければ、更に効果的です。
◆入れ歯と自分の歯はこんなに違う
入れ歯を入れると、「ごはんがおいしくない」、「硬いものが噛みにくい」という話を聞いたことはありませんか?
私たちの歯はたくさんの組織でできていて、その中の「歯根膜」という組織が、
様々な感覚を脳に伝えるセンサーの働きをしています。歯根膜は、
歯と顎の骨の間にある薄い膜で、歯ごたえなどの感覚を脳に伝えて噛む力を調節し、
髪の毛1本が挟まっても異物として感じ取ってくれます。
歯を抜いてしまうと歯根膜も一緒になくなってしまうので、そうした繊細な感覚がなくなり、
食事の時に違和感を感じることがあります。
また、入れ歯の種類によっては食事の温度が伝わりにくく、食事のおいしさが半減することも。
最近では、温度が伝わりやすかったり違和感の少ない入れ歯も開発されていますが、人間の歯に勝るものはありません。
一生自分の歯で食事ができるようにしたいものですね。
| ■ 中原駅前歯科ニュース |
■手荒れ
空気が乾燥して気温が低くなるこの季節、毎年手荒れに悩まされる人が多いのではないでしょうか。
手が荒れる原因は、子供の外遊びによるもの、水仕事によるものなど原因は様々ですが、
冬になると普段は手荒れを感じない人にも、かさつきやかゆみなどの症状が現れやすくなります。
不快な症状を感じる前に、毎日のケアで手荒れを予防しましょう。
◆手には肌荒れが起こりやすい?
肌の表面には「皮脂膜」という天然のベールがあり、肌はこのベールによって外部の刺激から守られています。
皮脂膜は文字どおり脂肪分でできた膜なので、油汚れに効果のある洗剤や熱いお湯などによって溶け出してしまいます。
肌を保護している皮脂膜が溶けてなくなってしまうと、肌の水分が蒸発してしまい、かさつきやつっぱり感を感じるようになります。
更に、水分不足による角質層の乱れによって肌内部に刺激物が侵入すると、神経が刺激されてかゆみや痛みを感じるようになります。
手に肌トラブルが起こりやすいのは、洗剤や水などによる刺激を受ける機会が多いこと、体の他の部分に比べて皮脂腺が少ないこと、
常に空気にさらされ乾燥しやすいことなどを考えると当然のことです。
かさつきを感じたら皮脂膜がはがれ始めたサインと考え、足りない脂分・水分を補って症状が軽いうちにケアしましょう。
気温が低くなる冬は、皮脂の分泌が少なくなり空気も乾燥しているために手荒れが起こりやすいので、
手指のケアをいつも以上に念入りにしてあげましょう。
◆女性の手荒れ
手荒れが女性に多く見られるのは、家事や育児によって手を酷使するためでもありますが、
男性よりも皮脂分泌量が少ないことも原因のひとつ。
男性ホルモンは皮脂の分泌を促すはたらきを持っており、男性ホルモンの少ない女性では、
男性よりも皮脂の分泌が少なく肌が乾燥しがち。手荒れも起きやすいのです。
女性がなりやすい手荒れに主婦湿疹があり、よく使う指先から症状が現れ、
ひどくなると手のひら全体に広がることもあります。乾燥やアカギレ、水泡、かゆみなどの症状があり、
家事をやめればすぐに治りますが、家事をしないわけにはいかないので、完治が難しく悩まされる人が多いようです。
予防や症状の改善方法は、とにかく手をいたわること。
下に挙げた項目をできる限り実践してみましょう。
・食器洗い洗浄機の利用
・手に優しい洗剤を選ぶ
・食器用洗剤は必ず水で薄めて使う
・調理後・水仕事・掃除の後は必ず石けんできれいに手を洗う
・手洗い後はタオルで水分を吸い取るように優しく拭く
・手洗い後は必ず保湿クリームを塗る
・綿手袋の上にゴムやビニールの手袋を付けて水仕事をする
◆手荒れの予防
1.手洗い
外から帰った時やトイレの後に手を洗うのはもちろんですが、
調理後や洗剤を使った後は必ず石鹸を使って手洗いをしましょう。
あまり神経質になって何度も洗うと手が乾燥してしまうので良くありませんが、
ホコリや野菜のアクなど目に見えないものに刺激されて手荒れを招くことも多いので、
水仕事が多い場合はその都度保湿も忘れずにするようにしましょう。
また、手の洗い方を見直すだけでも肌の状態が改善されることが多いので、まずはいつもの手洗いを見直してみて。
2.保湿
寝る前や水仕事の後など、自分でタイミングを決めてこまめにハンドクリームを塗る習慣をつけましょう。
ハンドクリームはとにかくこまめに塗ることがポイント。
家用と外出用を用意したり、家の中にもいくつか置いておくなど、いつでも塗れるようにしておきましょう。
爪の周りや指の又、関節のしわなど細かいとろこも忘れずに。
3.手袋
手袋は外出時には外気から手を守り、水仕事の時に着用すれば水や洗剤から手を守ってくれます。
また、手荒れがひどい時には、布団干しなどの家事をする時に綿の手袋をします。
そうすることで、ホコリや摩擦から手を守り手荒れの悪化を防止することができます。
就寝前に保湿クリームを塗った後に綿手袋をして眠れば、保湿効果がアップして手荒れの改善にも役立ちます。